司会:成田 浩久 氏(名城大学) |
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1)9:55〜10:00 |
「諸注意」 |
型技術協会事務局 |
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2)10:00〜10:50 |
「DXの最前線〜金型製造のCPS化と
ナレッジマネジメント」 |
(株)レクサー・リサーチ 代表取締役社長 中村 昌弘 氏 |
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要旨: |
本講演では、ものづくり現場のDX化へ向けて、最新の技術開発動向をご紹介いたします。多くの金型製造の現場運用では熟練者の経験値に依存している状況ですが、経験者の高齢化や顧客ニーズへの対応へ向けて製造運用の方式を高度化していくことが求められている現状です。ここでは機械学習等のAI技術では対応できない領域であり、モノづくりのナレッジを体系化するアプローチが必要で、これまでと異なる新しい技術が求められています。講演者は最先端のCPS(サイバーフィジカル)技術をベースに生産現場のナレッジ化を進めており、皆様のご参考のために、型製造での適用を例にとった活動事例をご紹介いたします。 |
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3)10:50〜11:40 |
「高品質ものづくりの実現に向けた
デジタルレシピ生成技術」 |
(株)日立製作所 研究開発グループ 生産・モノづくりイノベーションセンタ
主任研究員 河野 一平 氏 |
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要旨: |
グローバル競争の激化とカーボンニュートラルやサプライチェーンの再構築を背景とした地産地消型ものづくりの要求から、人や設備に依存しない高品質な製造が求められている。日立では、製造設備のクセや製造ノウハウをデジタル化し、対象の製造設備にカスタマイズされた製造条件である「デジタルレシピ」を生成する技術を開発した。本講演では、金型加工と樹脂成型を対象としたデジタルレシピによる高精度化について紹介する。 |
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4)13:00〜13:50 |
「お客様のDXを推進するマキノのIoTサービス」 |
(株)牧野フライス製作所 S.I.T.本部 プロダクトマネジメントセクション
プロダクト管理推進グループ スペシャリスト 浅見 聡一郎 氏 |
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要旨: |
当社では製造業におけるIT技術を活用したモノ作りの支援に力を注いでいる。その取り組みとして、2018年に情報技術を専門とする企画・開発部門であるS.I.T.本部(Strategy of Information Technology)を立ち上げた。S.I.T.本部は情報技術の活用により金型製作工程の高度化・統合化を目指し、お客様の事業の加速を直接的・間接的に支援する各種ハードウェア及びソフトウェアの開発を進めている。今回はその中からいつくかのIoTサービスを紹介する。 |
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5)13:50〜14:40 |
「見える化するIoTから繋ぐIoTへ、
データ連携による企業体形成への挑戦」 |
(株)ツバメックス 開発部 課長 荒井 善之 氏 |
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要旨: |
燕三条エリアは金型産業の集積地です。その金型産業は短納期、低コスト、新材料、職人の引退という波にあおられています。この波を乗り越えるべく私達はIoT技術とクラウド環境をベースに設計情報・工程情報・実績情報の共有化へのチャレンジを始めました。40年前の3D-CADシステム導入から連なる弊社の金型支援システム「TADDシステム」を地域企業間でゆるやかに連携することで仮想的な企業体形成を目指しています。この挑戦の一端をご紹介いたします。 |
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6)14:50〜15:40 |
「金型製作履歴の電子化」 |
本田技研工業(株) 四輪事業本部 ものづくりセンター 生産技術統括部
金型生産部 金型設計課 1級登録員 安藤 優希 氏 |
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要旨: |
日々金型製作現場で起きていることを製作履歴に残すのに多大な工数を費やしており、漏れも発生している。さらにはグローバルへ情報を発信するのにひと手間掛かっている。金型製作履歴を電子化し現場対応にタブレットを導入することにより『確実に、簡単に記録に残しリアルタイムでグローバルへの情報発信』が可能となり効率化が図れた事例である。また、情報を一元化することにより次機種金型へのF/B内容が充実し体質改善につなげることが可能となった。 |
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