型技術ワークショップ2001
in 名古屋 |
開催にあたって |
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この度、第7回「型技術ワークショップ」が名古屋で開催されることになりました。日頃、型技術の分野で活躍しておられる皆様にお集まりいただけることは、実行委員一同の喜びであり、心から歓迎申し上げます。
ご承知のとおり、名古屋を中心とするここ中部地区には、多くの製造企業が拠点を構えており、「ものづくり」に力を注いでおります。今回、この地で本大会が催されることは、「ものづくり」「型づくり」に携る経営者、技術者、研究者にとって多いに意義深いものであると存じます。
本大会は、第1日目に講演会、展示会、懇親会を、第2日目に金型工場をはじめとする見学会を予定しております。
講演会では、皆様に応募いただいた貴重な技術発表40件を9つのセッションに分かれて講演していただく一般講演に加え、材料工学や電子工学を題材に、この地らしいテーマの下、いまを身近に感じていただけるような招待講演と特別講演を予定しております。
また、新技術に触れていただく展示会では、これまでのカタログ・試料展示、機器・製品展示に、映像機器を使ったビジュアルな展示コーナーも加え、計33社から35点の多くの展示が予定されております。さらに、技術が中心となる一般講演に対し、ものづくり、型づくりを一方で支える高度な「技能」にも触れていただこうと、「特別展示コーナー」も準備いたしました。
2日目の見学会では3つのコースを設定いたしました。Aコースは、立松モールド工業、オークマ、Bコースは、三菱電機、トヨタ自動車、Cコースは、豊田自動織機、シミズ工業を予定しております。いずれのコースも産業技術記念館も見学いただけるよう設定しております。
新世紀を迎え、地球環境問題への対応、開発や調達のグローバル化、ITあるいはデジタルイノベーションの進展、究極の超精密加工や超高速加工の追求、新素材開発など型をとりまく環境や技術が著しく変化するなか、型技術者の研究開発テーマも多様になってきております。このような時代の空気と中部のものづくり、型づくりの元気とを感じていただくとともに、意義ある交流の場としていただければ幸いです。たくさんの方々の参加を心よりお待ちしております。
開催にあたり種々ご尽力いただいた皆様に心より厚く御礼申し上げます。 |
敬具 |
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型技術ワークショップ2001 in 名古屋 実行委員長 佐藤則夫
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主 催 |
型技術協会 |
協 賛
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日本金型工業会、日本木型工業会、精密工学会、全日本プラスチック製品工業連合会、素形材センター、ダイヤモンド工業協会、超硬工具協会、電気加工学会、日本機械学会、日本金属プレス工業協会、日本工具工業会、日本工作機械工業会、日本合成樹脂技術協会、日本塑性加工学会、日本ダイカスト協会、RP産業協会、プラスチック成形加工学会、SPE日本支部 |
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期 日
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会 場 |
名古屋市中小企業振興会館
(吹上ホール) TEL 052-735-2111
〒464-0856 名古屋市千種区吹上2-6-3
(地下鉄 桜通線 吹上駅から徒歩5分 有料P有り) |
申込締切 |
平成13年11月2日(金) |
オンライン申込 |
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参加費* |
(1)講演会参加費
会員** 8,000円
一般 16,000円
学生 2,500円(型技術協会学生会員のみ) |
(2)見学会参加費*** |
5,000円 (会員、一般とも) |
(3)懇親会参加費 |
7,000円 (会員、一般とも) |
* |
講演者も参加費をお支払いいただくため必ずお申込ください。 |
** |
会員の対象は主催・協賛学協会会員です。 |
*** |
見学会に参加できるのはワークショップ参加申込者に限らせていただきます。
(見学会は定員(各コース50名)になり次第、申込を締切らせていただきます) |
**** |
宿泊につきましては、各人にてお手配下さい。 |
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問 合 先 |
型技術協会
〒231-0011 神奈川県横浜市中区太田町6-79
マスミューチュアル生命横浜ビル201号室
TEL 045-224-6081 FAX 045-224-6082
Eメール info@jsdmt.jp |
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参 加 費
振 込 先 |
振込銀行 |
三井住友銀行 三田通支店 普通預金 No.7813068
型技術協会 |
郵便振替 |
No.00160‐1‐35639 |
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※振込手数料は各自でご負担願います。
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そ の 他 |
(ア) |
申込者には、参加券、請求書(希望者)等をお送りいたします。 |
(イ) |
見学会で定員に達した場合は、申込者に急ぎご連絡いたします。 |
(ウ) |
学会各コースでの、午前のみ、午後のみの参加は受付けませんので、ご了承ください。 |
(エ) |
その他ご質問がありましたら申込先へご連絡ください。 |
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型技術ワークショップ2001in名古屋 プログラム
1日目 (平成13年11月15日(木)) |
9:00〜 |
受付開始
3F 第2ファッション展示場 |
9:50〜10:00 |
総合司会:望月 達也(静岡文化芸術大学) 7Fメインホール
実行委員長あいさつ
佐藤 則夫((株)豊田自動織機)
型技術協会会長あいさつ
松野 建一((財)製造科学技術センター) |
10:00〜11:00 |
司会:久保 修二(トヨタ自動車(株))7Fメインホール
招待講演「シナジーセラミックス」
講演者:神崎 修三
産業技術総合研究所シナジーマテリアル研究センターセンター長 |
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講演室A
(7Fメインホール) |
講演室B
(4F第3会議室) |
講演室C
(4F第7会議室) |
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11:15〜12:15
(B室のみ
12:35まで) |
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昼休 |
13:30〜15:10 |
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休憩 |
15:20〜17:00 |
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17:10〜18:10 |
司会:毛呂 俊夫(三菱電機(株))7Fメインホール
特別講演「からくり人形とホームロボット」
講演者:末松 良一 名古屋大学工学部電子機械工学科教授
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18:30〜20:00 |
懇親会 9F展望ホール |
一般講演 |
新加工技術 |
(A-1)リードタイム短縮に貢献する金型加工技術
加藤孝一,杉山厚,○冨久公彰(東芝機械(株))
(A-2)パラレルメカニズム工作機械PM-600とその加工用途例
○中川昌夫(オークマ(株))
(A-3)環境対応切削加工における加工特性
○河田圭一,佐藤豊(愛知県工業技術センター) 中村隆,松原十三生(名古屋工業大学) |
加工データベース |
(A-4)樹脂成形型の高能率・連続無人加工技術の構築
○山田和孝,近藤英哉,中川健(トヨタ自動車(株))
(A-5)多変量解析を利用した切削工具選定システムの開発
○仁藤真之輔,小林義和,白井健二(日本大学)
(A-6)ツールマネージャの活用事例
○井川竜朗(オークマ(株))
(A-7)インターネットを利用した工作機械の管理と加工情報のデータベース化
○梅澤和雄,青山英樹(慶應義塾大学)
(A-8)クランクシャフト鋳造用金型製作における高効率加工
○武藤一夫(職業能力開発総合大学校)平田巧司,福島秀秋,((株)今西製作所) |
高速加工
高精度加工
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(A-9)自動車用大形金型の高速加工事例
○大川卓治(大機金型工業(株))本田尚義(大阪機工(株))
(A-10) CBN工具によるプレス型曲面加工事例
○砂原徳孝((株)豊田自動織機)
(A-11) 高品位金型加工のための制御技術の紹介
○猿渡鉱司(オークマ(株))
(A-12) 金型加工を指向した技術開発の紹介
○若岡俊介(オークマ(株))
(A-13) 工場環境温度に配慮した高速高精度金型加工機
○鈴木信吾((株)牧野フライス製作所) |
放電加工1 |
(B-1)超高精度形彫放電加工機MA2000の開発
○塩谷利弘,阿久根光明,佐々木史郎(三菱電機(株))
(B-2)リブ加工の高速化
○渡辺康夫((株)牧野フライス製作所)
(B-3)1回加工の高速・高精度加工
○山下年樹((株)牧野フライス製作所)
(B-4)気中放電加工による3次元形状の仕上げ加工
○吉田政弘,国枝正典(東京農工大学)中島宣洋((株)ソディック) |
放電加工2 |
(B-5)曲がり穴加工法の開発−スライダクランク機構を用いた電極送り機構−
○石田徹,竹内芳美(電気通信大学)
(B-6)形彫放電加工自動化技術動向
○杉山和永(三菱電機(株))
(B-7)IT化による生産性の向上
○高橋伸行(三菱電機(株))
(B-8)放電加工スラッジ「直接埋立廃棄物ゼロ」にむけた取組み
○一安俊平,前川博,尾崎桝男(トヨタ自動車(株))
(B-9)ワイヤ放電加工機のインテリジェント化
○佐藤清侍,大場信昭,毛呂俊夫,(三菱電機(株)) |
成形技術 |
(B-10)高性能チューブ式ラックバーの連続冷間鍛造法とコスト
○塩川清二,久保田千秋((株)幸伸技研)
(B-11) マグネシウム合金材の鍛造システムの開発−CAEを用いた金型方案の構築−
福井雅彦,三田俊裕,○ 金井剣(東京工科大学)
(B-12)ARGUSによるプレス成形における形状解析
○池田哉(丸紅ソリューション(株))
(B-13) デジタルトライ 技術によるメンバパネル 品質革新
○李貞冠,朴萬浩,黄之善,朴春達(現代自動車)
(B-14) 超臨界流体を利用した微細発砲成形
○津田文朗((株)日本製鋼所) |
CAD/CAM |
(C-1)プラスチック金型生産用「知識ベースCAD/CAM総合システム」
川合基正,○前田克巳((株)トヨタケーラム)有吉秀穂(松下電器産業(株))
(C-2)プレス金型構造の設計支援システムにおける構成部品の自動配置
○水谷淳,青山英樹(慶應義塾大学)
(C-3)NCデータベンチマークによるCAM技術の向上
伊藤和夫,○佐々木正浩((株)東海理化) |
材料 |
(C-4)新高硬度プリハードンダイス鋼
○加田善裕,田村庸,中津英司,室重昌史(日立金属(株))
(C-5) 50HRCプリハードン冷間工具鋼CX1について
○太田久司,倉田征児,並木邦夫(大同特殊鋼(株))
(C-6) 銅合金のニアネットシェイプ鍛造
○白石成輝,中島康紀,中村克昭,東洋司,内尾健司芦江伸之,松原隆二(東陶機器(株))
(C-7) 熱間クランクシャフトの溶接再生金型
○南原洙,趙同濟,金南煥(現代自動車)
(C-8) 高硬度材の直彫り磨きレス加工の研究 −プレス型への適応−
○福井雅彦,上村剛,長谷川稔(東京工科大学) |
生産管理
ネットワーク |
(C-9)イントラネットを利用したデータ管理システムの構築
○俵菊生(立松モールド工業(株))
(C-10)マシニングのリアルタイム稼動管理システムの開発
○曽我正宏,磯貝進,広崎洋(アイシン精機(株))
(C-11)工場現場がほしい情報をWebブラウザで閲覧できる システムを開発
○武藤一夫(職業能力開発総合大学校)淡路正明((株)ビーエフユー) 下谷幸久(ファシット(株))
(C-12)金型加工用DNCシステム「TIPROS-DM」
○鬼頭浩司(豊田工機(株))国見誉(トヨタ自動車(株))
(C-13)型製作における実績収集システムの開発
○田上英行,林芳文,前園明敏(トヨタ自動車(株)) |
見学会案内 |
日 時 |
平成13年11月16日(金) |
Aコース : 立松モールド工業(株)
オークマ(株) 産業技術記念館 |
(定員50名) |
Bコース : 三菱電機(株)
トヨタ自動車(株) 産業技術記念館 |
(定員50名) |
Cコース : (株)豊田自動織機
シミズ工業(株) 産業技術記念館 |
(定員50名) |
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Aコース
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見 学 先 |
立松モールド工業(株) オークマ(株) 産業技術記念館 |
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スケジュール |
8:45 |
産業技術記念館 集合、9:00出発 |
9:45〜11:15 |
立松モールド工業(株) 見学 |
11:15〜12:40
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移動、昼食 |
12:40〜14:15
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オークマ(株)見学 |
15:00頃
(閉館:17:00) |
産業技術記念館 到着、自由見学 |
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見学先紹介 |
● 立松モールド工業(株) |
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■ コクピット関連をはじめ自動車の内外装プラ金型製作、年間250型製作。
■ 超リードタイム短縮に向け、全社を上げて現在取組中。
[見所] 1:生産管理システムとネットワーク化
(情報のデータベース化)
2:大、中、小NC加工、刃具研削内製化、刃具管理他
3:大型フロアーCAM(RTM・HSM)の実情
4:ALハイブリット金型 |
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● オークマ(株) |
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オークマは旋盤・MC・研削盤・CNCを製造販売する総合工作機械メーカです。
特に金型加工用の工作機械は、高い加工能力とともに高精度が求められます。加えて金型同様の短納期対応要請に対して、機械技術とNC技術にIT技術を加えた総合技術 「IT
on MT」(MT:Machine Tool, Manufacturing Technology)でお応えするオークマの工作機械づくりは、金型づくりにも通ずるものと確信致します。
今回は可児工場でなく、一新された大口工場をご見学いただきます。 |
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● 産業技術記念館 |
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トヨタグループ13社の共同による、繊維機械、自動車をはじめとする産業技術の博物館です。「モノづくり」の心に出会い、知り、体験しながら、「研究と創造」の大切さや素晴らしさに触れていただけます。
名古屋市西区則武新町4-1-35
◆ 名鉄「栄生駅」下車徒歩3分
◆ 地下鉄「亀島駅」下車徒歩10分
◆ JR「名古屋駅」から徒歩20分
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Bコース
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見 学 先 |
三菱電機(株) トヨタ自動車(株) 産業技術記念館 |
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スケジュール |
8:45
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産業技術記念館 集合、9:00出発 |
9:40〜11:30 |
三菱電機(株) 見学 |
11:30〜13:00
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昼食、移動 |
13:00〜14:00 |
トヨタ自動車(株)見学 |
15:00頃
(閉館:17:00) |
産業技術記念館 到着、自由見学 |
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見学先紹介 |
● 三菱電機(株) |
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三菱電機/名古屋製作所は、FA機器製品、産メカ製品を主力とした約4000名の工場です。シーケンサ、NC装置、ACサーボモータ、インバータなどのコンポーネントとそれを統合化した放電加工機、レーザ化工機、ロボットなどのシステムビジネスの開発、製作、販売を行っています。特に、今回は、型製作に不可欠な高精度形彫、ワイヤ放電加工機、レーザ加工機および工作機械用制御装置CNCの製造ラインを見学していただきます。
※ 同業者の方は、FCC,メカトロスペースのみ対象 |
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● トヨタ自動車(株) |
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トヨタ自動車/貞宝工場は、高品質なクルマづくりのための工機専門工場として、1986年に作られたトヨタ11番目の工場で、現在では、機械設備、金型をはじめ、生産販売情報システム、交通社会情報システム、EVモータユニットなどの企画・開発・設計・製作を行っています。いずれも「オンリーワン技術」「NO.1技能」を合言葉により良いクルマづくり、クルマ社会づくりに貢献しています。今回は、樹脂成形、鋳造、鍛造分野の金型設計・製作工程を見学していただきます。 |
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● 産業技術記念館 |
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トヨタグループ13社の共同による、繊維機械、自動車をはじめとする産業技術の博物館です。「モノづくり」の心に出会い、知り、体験しながら、「研究と創造」の大切さや素晴らしさに触れていただけます。
名古屋市西区則武新町4-1-35
◆ 名鉄「栄生駅」下車徒歩3分
◆ 地下鉄「亀島駅」下車徒歩10分
◆ JR「名古屋駅」から徒歩20分
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Cコース
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見 学 先 |
(株)豊田自動織機 シミズ工業(株) 産業技術記念館 |
スケジュール |
8:45 |
産業技術記念館 集合、9:00出発 |
10:15〜11:30 |
(株)豊田自動織機 見学 |
11:30〜13:00 |
昼食、移動 |
13:00〜14:10
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シミズ工業(株)見学 |
15:00頃
(閉館:17:00) |
産業技術記念館 到着、自由見学 |
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見学先紹介 |
● (株)豊田自動織機 |
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豊田自動織機は、繊維機械、自動車、エンジン、コンプレッサー、物流機器、エレクトロニクス、他 幅広く事業を展開しています。今回は、その中で、プレス金型を生産している共和工場の工機事業室を見学していただきます。1952年に金型の生産を開始し、現在150名で、主に、自動車ボデー部品とフォークリフトボデー部品のプレス金型を 約50C/月 生産しています。「良い品を、より早く、より安く」をモットーに、また、最近は「デジタルエンジニアリングによる型造り」にこだわり生産活動を行っています。
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● シミズ工業(株) |
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シミズ工業は、顧客ニーズの先取りと実現をめざし、'97年に3Dソリッドシステム導入に踏み切り、3Dソリッドシステムを核とした業務改革に取り組んでいます。現在は、製品モデリングから型設計製作、成形まで一気通貫されたデータベースを活用し、過去の不具合、部品と加工までを関連づけた独自のデジタルモックアップ手法により、高品質、低コスト、短納期に向けた金型づくりに挑戦しています。今回は、射出成形金型の設計製作から成形工程までを見学していただきます。 |
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● 産業技術記念館 |
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トヨタグループ13社の共同による、繊維機械、自動車をはじめとする産業技術の博物館です。「モノづくり」の心に出会い、知り、体験しながら、「研究と創造」の大切さや素晴らしさに触れていただけます。
名古屋市西区則武新町4-1-35
◆ 名鉄「栄生駅」下車徒歩3分
◆ 地下鉄「亀島駅」下車徒歩10分
◆ JR「名古屋駅」から徒歩20分
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